エイト証券が東証上場のETFを対象とするロボアドバイザー「クロエ」を発表

 

海外ETFを投資対象とするロボアドバイザー「8 Now!」を提供するエイト証券が、新たに国内ETFを投資対象とするロボアドバイザー「クロエ」を年内に提供開始予定と発表しました。

具体的なサービス開始時期は「年内」としか公表されていませんが、「クロエ」の特設サイトがオープンしており、優先登録が開始されています。

クロエの特徴

今回公表された情報では、クロエは以下の特徴を備えています。

・東京証券取引所に上場するETFでポートフォリオを構築
・国内ETFが対象なものの多岐に渡る商品、地域、セクターなどへ国際分散投資
・手数料(投資顧問料)は0.88%(税抜・年率)
・最低投資金額は1万円
・ゴール設定と達成目標時期に基づくゴールベースアプローチ

▼参考:クロエ特設ウェブサイトより

エイト証券の新ロボアドバイザー「クロエ」

恐らくクロエの最大の特徴は、東証に上場するETFでポートフォリオを組むことで、THEO等で起きている円高で評価損益(円建て)がマイナスに陥っている事を回避している点です。

実際、エイト証券のプレスリリースで下記の記載があります。

なお、一般的なロボ・アドバイザーサービスのポートフォリオは、米国の証券取引所に上場するETFで構成されています。お客様の入出金は円建てで行われますが、実際の投資(ETFの買付)は米ドル建てとなり、円高の際には米ドル建てで見ると利益が出ていても、円建てでは損失が出てしまう恐れがあります。

本当にクロエは為替リスクを回避可能なのか?

「クロエ」も国際分散投資を行うロボアドバイザーと紹介されていますので、例えば、東証上場の米国株のインデックス型ETFを円建てで購入しても、結局は投資対象がドル建て資産であれば為替の影響は受けると考えられます。

例えば、東証に上場する銘柄コード1547の「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は下図のような値動きをしています。

▼上場インデックスファンド米国株式(S&P500)のチャート(1年)

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)の株価チャート

一方で、S&P500の指数は以下の動きとなります。

▼S&P 500の指数チャート(1年)

S&P500の指数変動

2016年7月にはダウ工業平均が史上最高値を更新しており、S&P500の指数も高値圏で推移したことは容易に想像が付きます。

2つのチャートを比較すると、S&P500が好調に上昇していても、銘柄コード1547の「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は為替の影響を受けて、円建てでは下降トレンドに見える事が分かります。

やはり「クロエも結局は為替の影響を受ける」ものと考えられます。

ただし、THEOやWealthNaviが米国市場上場のETFを投資対象にしているため、常に「米ドル/円」相場の影響を受けるのに対し、クロエは、例えば「ユーロ/円」や「人民元/円」相場など、米ドル以外の通貨ペアの為替変動の影響に分解される可能性があります。

通貨ペアの分散という観点が運用実績にどのような影響を与えるか、非常に楽しみです。

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THEOの運用実績を公開:円高で-4.37%(2016年8月6日)

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