THEOが新機能「ドル建て時価評価額の表示機能」をリリース

 

ロボアドバイザー「THEO(テオ)」が9月15日、新機能をリリースしました。

新たに追加された機能は「時価評価額の円・ドル表示を切り替え」機能です。

THEOの投資対象は全て海外ETFですが、時価評価額の評価方法は「円建て」のみでした。

今回の新機能追加は事実上「ドル建て時価評価額の表示」機能です。

「ドル建て」だと評価額はどうなる?

2016年9月15日時点の実績を「円建て」と「ドル建て」で比べてみました。

■円建ての時価評価額

THEO(テオ)円建ての時価評価額

円高傾向が続いていますので、相変わらずのマイナスで-3.85%です。

8月31日時点では「THEOの運用実績を公開:直近の円安でやや回復し-1.5%(2016年8月31日)」に記載の通り-1.5%でしたので、半月で2%以上も含み損が増加しています。

■ドル建ての時価評価額

THEO(テオ)ドル建ての時価評価額

ドル建てでは+1.42%の黒字です!

7月にはダウ工業株30種平均が史上最高値を更新しており、米国市場に上場するETFに投資しているTHEOの運用実績も「ドル建てでは」向上するのは自然です。

▼参考:ダウ工業株30種平均の6ヶ月チャート(2016年9月16日時点)

ダウ工業株30種平均の6ヶ月チャート(2016年9月16日時点)

ダウ工業株30種平均のチャートと見比べると分かりやすいですね。

6月27日にダウが大きく下げるとTHEO(ドル建て)も下げており、直近でもダウの下落でTHEO(ドル建て)も下げています。

■「円建て」と「ドル建て」による差異

「円建て」と「ドル建て」での時価評価額を確認しましたが、
・円建て:-3.85%
・ドル建て:+1.42%
となります。

その差は「5.27%」もあります。

ドル建て時価評価額を表示可能とした理由

THEOは海外ETFに投資している性質上、必然的に為替リスクが大きくなっており、特に「円高に弱い」点は明らかです。

THEOの特徴として為替リスクが大きい点は「THEO(テオ) – ロボアドバイザー紹介」の中でも記載しています。

そして、運悪くTHEOがサービス開始した2016年2月以降の為替相場は「円高」です。

そのためドル建てではプラスのパフォーマンスが出ていても、円建て評価にするとマイナス評価となる状況が続いていました。

実際、運用実績もマイナスが続いています。
THEOの運用実績を公開:円高で-4.37%(2016年8月6日)
THEOの運用実績を公開:直近の円安でやや回復し-1.5%(2016年8月31日)

THEOから「円高の影響と投資方針」についてメールが届くなど、お金のデザイン社(THEOの運営会社)も「円高でTHEOの投資成績がマイナス評価になっている」点を懸念していたものと想像されます。

そこで今回の「ドル建てでの時価評価額も閲覧可能な機能」を追加し、ドル建てではプラスになっており、長期的には円高が止まり、再度、円安に向かえばしっかりと利益が出ることを伝えて、個人投資家を安心させたいという意図ではないでしょうか。

もちろん、円建てだけでなく、ドル建てでも時価評価額を確認可能にするのは、開発ロードマップには入っていた事と思いますが、先日のメールも含め、THEO(お金のデザイン)の焦りを感じます。

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