fund eye(SMBC日興証券) – ロボアドバイザー紹介

 

fund eye(ファンドアイ)」はSMBC日興証券が提供するロボアドバイザーです。

#なお、fund eyeを提供するSMBC日興証券のプレスリリースでは「ロボアドバイザー」の表現はなく「投信取引サポートツール」です。ただし、SMBC日興証券にfund eyeを提供するモーニングスターからは「ロボ・アドバイザー」とされています。

fund eyeの概要

・提供会社:SMBC日興証券
・アドバイス型
・サービス開始日:2017年5月23日
・投資対象:投資信託
・最低投資金額:-
・手数料:-

fund eyeの特徴

fund eyeの特徴は以下の通りです。

1)2つの機能(投資信託選びとリバランスをサポート)
2)投資信託選びをサポートする「初めての1本を選ぶ」機能
3)提示する投資信託は系列会社と無関係にリストアップ
4)リバランスをサポートする「リバランスする」機能 *注目!

1)2つの機能(投資信託選びとリバランスをサポート)

「fund eye」は投資信託を提示・提案するアドバイス型のロボアドバイザーで、
・投資信託選びをサポートする「初めての1本を選ぶ」機能
・リバランスをサポートする「リバランスする」機能
の2つの機能を有しています。

特に「リバランスする」機能はユニークな機能で注目です。

2)投資信託選びをサポートする「初めての1本を選ぶ」機能

「fund eye」の「初めての1本を選ぶ」機能は、特に「はじめて投資信託を購入する」投資家向けの機能とされています。

6つの質問に回答することでリスク許容度等を診断し、回答者にオススメの投資信託を1本〜3本提示・提案します。

提示する投資信託は、インデックス型だけでなくアクティブ型も含まれており、バランス型も含まれている等、かなり幅広い投資信託から選ばれています。

「はじめての1本を選ぶ」機能の利用方法は以下の通りです。

6つの質問
投資対象を選ぶ
優先順位を選ぶ
診断結果

①6つの質問

まずは6つの質問に回答することから始まります。

内容は他のロボアドバイザーと似ています。

■Q01:年齢をおしえてください

まずは年齢(年代)を回答します。

fund eye(ファンドアイ)のQ01

■Q02:金融商品を選択する上で重視されることは次のうちどれですか?

次にリスクとリターンについての質問で
・ローリスクローリターン
・ミドルリスクミドルリターン
・ハイリスクハイリターン
の3つから選ぶイメージです。

fund eye(ファンドアイ)のQ02

■Q03:どのような資金で投資をお考えですか?

投資資金の性格についての質問です。

余裕資金なのか、将来に備えた資産形成のための資金なのか。

fund eye(ファンドアイ)のQ03

■Q04:金融商品を保有している際に一時的に大きな損失が発生した場合、どのような行動をとられますか?

大きな含み損が発生した際の投資方針についての質問です。

fund eye(ファンドアイ)の質問Q04

■Q05:株式市場や為替相場の情報を定期的に取得されていますか?

投資・金融の情報収集頻度についての質問です。

fund eye(ファンドアイ)の質問Q05

■Q06:100万円を1年間投資した場合の利益と損失のイメージです。どのイメージが一番近いですか?

利益と損失の「幅」として、どのイメージが近いかの質問です。

fund eye(ファンドアイ)の質問Q06

これで6つの質問は終了です。

次は「投資対象を選ぶ」へ進みます。

②投資対象を選ぶ

6つの質問へ回答すると次は「投資対象を選ぶ」へ進みます。

下図の画面が表示されるため、投資対象(資産クラス)を選択します。

fund eye(ファンドアイ):投資対象を選ぶ

投資初心者の方には、このステップは少々難しいかと思いますが、赤字の「?」をクリックすると簡単ですが、以下の説明が見れます。

fund eye(ファンドアイ):投資対象を選ぶ(資産クラスに関する注記)

よく分からない場合は「おまかせ」を選択することも可能です。
#6つの質問次第では「おまかせ」が0本の場合があります

なお、この画面では複数のカテゴリーを選択可能です。

③優先順位を選ぶ

最後のステップです。

投資信託に求める優先順位を選択します。

fund eye(ファンドアイ):優先順位を選ぶ

この選択肢は
・保有コストが低い:信託報酬が低い順
・効率の良い運用:シャープレシオの良い順
を意味します。

#シャープレシオはリスクに対するリターンの高さを測る指標です

近年、投資信託の信託報酬が注目されている中、信託報酬が安い順にソート可能な点は良心設計です。

④診断結果

これで診断結果が表示されます。

fund eye(ファンドアイ)の診断結果

この診断結果では3つの投資信託が提示されました。

さらに以下の通り、当該投資信託の詳細も表示されます。
#投資信託を変更する(”<“または”>”をクリックする)と、この詳細も変更されます

fund eye(ファンドアイ):診断結果の投資信託詳細

この投資信託が過去1年間で、同カテゴリの投資信託の平均パフォーマンスよりも高いことが分かります。

これで「fund eye」の診断・提案は終了ですが、投資対象選びや優先順位選びに戻ることも可能ですので、何度かトライ可能してみても良いかもしれません。
#6つの質問に戻らなくてもリスクメジャー(リスク許容度)を直接変更することも可能です

3)提示する投資信託は系列会社と無関係にリストアップ

「fund eye」を提供するSMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の100%子会社で、グループとしては、
・SMFG子会社の三井住友アセットマネジメント
・SMFG子会社の三井住友銀行の子会社の日興アセットマネジメント
という投資信託の運用会社が存在します。

しかしながら、fund eyeが「初めての1本を選ぶ」機能で提示する投資信託は、SMFGとは関係なく厳選されており、これは非常に良い設計です。

総合証券会社としてSMBC日興証券の競合である野村證券のロボアドバイザー「野村のゴールベース」が、系列会社の野村アセットマネジメントのバランス型投資信託「のむラップ・ファンド」だけを対象にしているのとは対象的です。

4)リバランスをサポートする「リバランスする」機能

「fund eye」の2つ目の機能が「リバランスする」機能です。

まず、個人投資家が6つの質問に回答することで理想のポートフォリオが提示されます。

ここまでは、他のロボアドバイザーと同様です。

fund eyeでは、ここから、現在保有している投資信託を登録(各投資信託の保有口数または評価額も登録)します。

それによって、理想のポートフォリオと実際のポートフォリオの違いがグラフで表示され、ギャップ分析が可能になります。

さらに、現在保有している投資信託をベースにしつつ、理想のポートフォリオを作成する方法(リバランス)を提示してくれます。

リバランス方法は非常に具体的で、
・購入する投資信託(何をいくら購入するか)
・売却する投資信託(何をいくら売却するか)
が提示されます。

fund eyeの「リバランスする」機能のポイントは
・SMBC日興証券で取り扱いがない投資信託も保有投資信託として登録可能
・現在保有している投資信託をベースにしてリバランス方法を提示
という点です。

この2点によって非常に実践的な機能になっています。

以下で実際に「リバランスする」機能の使い方をご紹介します。

6つの質問に回答する
保有する投資信託を登録する
理想のポートフォリオと現在のポートフォリオの比較(ギャップ分析)
リバランス方針について質問に回答する
リバランスの案が提示される

①6つの質問に回答する

まずは6つの質問に回答して、理想のポートフォリオ(あなたの投資スタイル)が診断結果として表示されます。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする機能、理想のポートフォリオ

②保有する投資信託を登録する

次に実際に現在保有している投資信託を登録します。

fund eyeはSMBC日興証券が提供するロボアドバイザー(投信取引サポートツール)ですが、SMBC日興証券が取り扱っていない投資信託でも登録可能です。

まずは、投資信託を検索します。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする、投資信託を探す

例えば、フリーワードに「インド」と入力すると候補が表示されてきます。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする、インドで投資信託を検索

「イーストスプリング・インド株式オープン」を選択すると、当該投信の評価金額か口数の入力が求められます。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする、登録する投資信託の保有口数か評価額を入力する

評価金額を500,000円で登録してみました。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする、保有投資信託を登録

複数の投資信託を保有している場合、この繰り返しで全ての保有投資信託を登録します。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする、保有投資信託を全て登録

全て登録が完了したら「診断結果画面に反映する」をクリックします。

③理想のポートフォリオと現在のポートフォリオの比較(ギャップ分析)

すると「現在のあなたのポートフォリオ」が表示されるようになり「一致度」が算出されます。

この例では一致度44%です。(円グラフを見ると非常に偏っていることが一目瞭然です)

fund eye(ファンドアイ):リバランスするで、理想のポートフォリオと実際のポートフォリオが比較される

これだけでも十分に面白いのですが、この結果を確認しただけでは、具体的な投資アクションには繋がりません。

そこで下図の「理想的なポートフォリオに近づける」をクリックします。

fund eye(ファンドアイ):リバランスする(理想的なポートフォリオ)

つまり、リバランスを行うということです。

④リバランス方針について質問に回答する

ここからも非常に実際的です。

リバランスを実施するにしても、リバランスの方針について質問があります。

■Q01:追加購入資金はありますか

リバランスを行う際に追加で投資を行うか確認されます。

funds eye(ファンドアイ)リバランスの質問1

ただリバランスするだけの場合「0」と入力します。

■Q02:保有投資信託を一部売却し、購入資金に充当しますか?

リバランスに当たって、現在保有中の投資信託を売却しても良いかの確認です。

funds eye(ファンドアイ)リバランスの質問2

含み損が出ている場合には損切りとなる売却に抵抗を感じる場合や、年末の損益通算に向けて損益をまだ確定させたくない場合等は「いいえ」を選択します。

#なお、追加購入0円で売却もなしを選択するとリバランスが出来ない旨のアラートが表示されます。

■Q03:リバランスで購入する投資信託は1銘柄としますか?

購入する投資信託の本数について「1銘柄」か「2銘柄以上でも良い」かの確認です。

funds eye(ファンドアイ)リバランスの質問3

どうしても複数の投資信託でポートフォリオを組むと運用・管理が面倒になるため、保有投資信託の数を出来るだけ増やしたくない方向けに、この質問が含まれているものと考えられます。

#この設問で「はい」と回答すると、ここで質問は終了です。

■Q04:リバランスする投資信託で重視するのはどちらですか?

信託報酬が低いことを重視するか、運用効率が高い(恐らくシャープレシオ)を重視するかの確認です。

funds eye(ファンドアイ)リバランスの質問4

これでリバランス方針に関する質問は終了です。

⑤リバランスの案が提示される

4つの質問へ回答を終えると、下図のように「リバランス後のポートフォリオ」が表示されるようになります。

fund eye(ファンドアイ)リバランス後のポートフォリオ

今回は、質問に対して
・追加購入有り
・売却可能
・銘柄は2本以上でも可
と回答したため、理想との一致率が96%まで近づくリバランス案が提示されています。

「リバランスの詳細」と開くと下図のように資産クラス毎に「リバランス前」と「リバランス後」の投資比率が確認可能です。

fund eye(ファンドアイ)のリバランス案で投資信託を購入した場合の変化

同時に具体的に「購入する投資信託」が提示されます。

fund eye(ファンドアイ)リバランス案の購入する投資信託

どの投資信託をいくら購入すれば良いかが示されています。

さらに「売却する投資信託」も具体的に提示されます。

fund eye(ファンドアイ)のリバンス:売却する投資信託

今回は保有投資信託4本の内2本を売却する案になります。

「リバランスする」機能のまとめ

リバランスする機能では、SMBC日興証券以外で保有している投資信託や、SMBC日興証券が取り扱っていない投資信託も含め、自身が保有する投資信託を登録することで、今現在のポートフォリオをベースにしてリバランス案が具体的に提示されます。

fund eye(ファンドアイ)のまとめ

SMBC日興証券が提供する「fund eye(ファンドアイ)」は、
・投資信託選びをサポートする「初めての1本を選ぶ」機能
・リバランスをサポートする「リバランスする」機能
の2つの機能を提供するロボアドバイザー(正式には「投信取引サポートツール」)です。

また、「fund eye」を提供するSMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の100%子会社ですが、グループの資産運用会社(三井住友アセットマネジメントや日興アセットマネジメント)以外の投資信託も扱っており、非常にフラットなアドバイス型のロボアドバイザーです。

昨今、金融庁発信で注目されている「フィデューシャリー・デューティー」の観点からも分かりやすさがあります。

なお、fund eyeのリリースで、国内の3大証券である野村證券、大和証券、SMBC日興証券からロボアドバイザーが出揃った形になりました。
#野村證券からは「野村のゴールベース」(アドバイス型)、大和証券からは「ダイワファンドラップ オンライン」(投資一任運用型)

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