マネラップ(MSV LIFE)- ロボアドバイザー紹介

 

マネラップ(MSV LIFE)」はマネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社が提供するロボアドバイザーです。

マネラップ(MSV LIFE)の特徴は
・ためる(初期投資 + 積立)
・たのしむ(初期投資 + 取崩)
・そなえる(初期投資 + 積立 + 追加投資 + 取崩)
の3つのパターンからプランを作成可能な点です。

特に「積立」だけでなく「取崩し」も加味したプランが策定出来るのは現時点ではマネラップ(MSV LIFE)だけではないでしょうか。

#厳密には「マネラップ」はマネックス証券における「MSV LIFE」の愛称です(参考:マネックス証券のMSV LIFEの愛称がマネラップに決定

なお、マネラップ(MSV LIFE)で2017年3月から運用を開始しました。その運用結果は「マネラップ(MSV LIFE)の運用実績」で公開中です。

MSV LIFEの概要

・提供会社:マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社
・投資一任運用型
・サービス開始日:2016年9月17日
・投資対象:ETF
・最低投資金額:1万円
・手数料:1%未満(税込)

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社は、
・マネックスグループ株式会社
・株式会社クレディセゾン
・ザ・バンガード・グループ・インク
3社の合弁会社として2015年8月に設立されています。

マネラップ(MSV LIFE)の特徴

マネラップ(MSV LIFE)の特徴は以下の通りです。

1)投資一任運用型
2)投資対象は国内外のETF
3)手数料は1%未満(税込)
4)最低投資金額が1万円
5)積立や取崩しを前提にした運用プランが策定可能
6)一般口座しかなく利益が確定した場合は確定申告が必要
7)積立は自動振替・定期引落機能がない

1)投資一任運用型

マネラップ(MSV LIFE)は投資一任運用サービスです。

詳しくは「ロボアドバイザーの種類」で記載しましたが「投資一任運用型」とは、MSV LIFEに資産を預けると、MSV LIFE(マネックス・セゾン・バンガード投資顧問)が自動的にポートフォリオに基づいて投資を行い、その後も相場変動等に応じてリバランスを自動で行ってくれます。

*参考:ロボアドバイザーの「リバランス」って何?

究極、運用資金さえ決めれば、後はMSV LIFEが勝手に運用を続けてくれます。

ロボアドバイザー(ロボアド)一覧」でも記載していますが、日本国内のロボアドバイザーで「投資一任運用型」のロボアドは、MSV LIFE、THEO、WealthNavi、8 Now!、楽ラップの5サービスに限られます。
*2016年9月18日現在

2)投資対象は国内外のETF

マネラップ(MSV LIFE)の投資対象はETFです。

同じくETFを投資対象とするTHEOやWealthNaviと異なるのは「国内外のETF」が対象という点です。

THEOやWealthNaviは「海外ETFのみ」が投資対象ですが、MSV LIFEでは「国内ETF」も投資対象です。

下図は、実際にMSV LIFEで「体験コンサル」(無料シミュレーション)を行った際の組入れ上位10銘柄です。

MSF LIFEの投資対象には国内ETFも含まれる

「TOPIX連動型上場投資信託」が含まれています。

TOPIX連動型上場投資信託は、野村アセットマネジメントが運用するETFで、銘柄コードは1306です。

国内ETFも投資対象というのは、為替の影響を相対的にですが受けずらいという意味で、THEOやWealthNaviとの比較において大きな違いです。

関連記事:
THEOの運用実績を公開:円高で-4.37%(2016年8月6日)
THEOから「円高の影響と投資方針」についてメールが届きました

また、バンガードの資本が入っているにも関わらず、投資対象はバンガード運営のETFに限らない点は好印象です。

3)手数料は1%未満(税込)

マネラップ(MSV LIFE)の手数料は税込みで1%未満となっています。

この中にはETFの信託報酬も含まれます。

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問のプレスリリースによると、手数料については以下の通り記載されています。

費用カテゴリー 費用項目 費用水準(年率・税込み)
MSV LIFEサービスの
運営・管理費用
投資一任報酬(調整後) 0.648%
組入れる投資信託の
投資運用等に係る費用
投資信託の信託報酬(調整後) 0.243%
最終投資対象のETFの
運用および管理などに係る費用
0.10%未満
合計 0.991%未満

 

ただし、監査費用、組入ETFの売買委託手数料などは含まない点も明記されています。

また、マネラップ(MSV LIFE)のサイトの「よくある質問」では費用について以下の記載があります。

1.「MSV LIFE」サービスの運営に伴う全ての手数料
投資一任報酬や投資信託の信託報酬など、運用会社や受託金融機関等(投資信託報酬の内の受託者報酬)が徴収する全ての手数料が含まれ、それら全ての合計が投資対象である投資信託の純資産残高に対して0.891%(税込み)となります。

2.投資対象として利用するETFの経費(運用報酬など)
実際に組入れるETFの種類や配分などによって変動しますが、合計が残高に対して0.10%未満(税抜き)となるような運用を目指します。

#投資対象として利用するETFの経費(運用報酬など)が、信託報酬と何が違うのかは不明です。

4)最低投資金額が1万円

マネラップ(MSV LIFE)の最低投資金額は1万円です。

THEO、楽ラップの10万円、WealthNaviの100万円に対して、大きく敷居が低くなっています。

8 now!が同水準の「約1万円」となります。

MSV LIFEは後述しますが、積立投資を前提にした資産運用が可能なため、当初の最低投資金額が1万円と低額設定されているものと予想されます。

また、マネックス証券はネット証券黎明期からの老舗ネット証券ですが、手数料体系が高いこともあり、SBI証券や楽天証券に大きく引き離され始めており、顧客層の高齢化も予想されるため「MSV LIFE」で改めて若年層を取り込むためにも最低投資金額を1万円まで下げたものと考えられます。

5)積立や取り崩しを前提にした運用プランが策定可能

マネラップ(MSV LIFE)の最大の特徴は、
・積立
・取り崩し
を前提にした運用プランを策定可能な点です。

「積立」については、WealthNaviが機能提供していますが「取り崩し」については国内初ではないでしょうか。

#例えば、THEOでは「ご自身で随時追加入金をしていただく形での積立投資は可能ですが、自動積立には現在のところ対応しておりません。」と明記されています。

MSV LIFEでは、3つの資産計画の雛形が用意されており
・ためる(初期投資 + 積立)
・たのしむ(初期投資 + 取崩)
・そなえる(初期投資 + 積立 + 追加投資 + 取崩)
からプラン設計・シミュレーションが可能です。

▼ためる(初期投資 + 積立)

MSV LIFE 体験コンサル(ためる)

例えば「夢のためにためる」の「セカンドライフ」を選択すると下図のようなプランが表示されます。

MSV LIFE(そなえる)のシミュレーション

▼たのしむ(初期投資 + 取崩)

MSV LIFE 体験コンサル(たのしむ)

「月4万円たのしむ」を選択すると下図のようなプランが表示されます。

MSV LIFE(たのしむ)シミュレーション

このままリスク許容度診断へ進み(リスク許容度最大になるよう回答)表示される資産計画のシミュレーションです。

MSV LIFE(たのしむ)シミュレーション結果

これは面白いですね。

例えば退職金1,000万円を運用しながら20年間に渡って毎月4万円づつ取り崩していくプランです。

「期待通り」だと20年後、0万円〜1800万円の残高という予想です。

月4万円を取り崩し続けても、資産が増える可能性すらある試算です。

▼そなえる(初期投資 + 積立 + 追加投資 + 取崩)

MSV LIFE 体験コンサル(そなえる)

「30代」を選択してみると下図の通りです。

MSV LIFE(そなえる)シミュレーション

かなり複雑になってきますが、「ためる」と「たのしむ」を合わせたプラン設計です。

初期投資 + 積立で試算を増やし(=ためる)、定年後等に追加投資を行い取崩しを始める(=たのしむ)という流れです。

ただ、設定項目が多く、少々難易度が高いのではないでしょうか。

また、MSV LIFEの運用実績は現時点では全くありませんので、老後までの資産運用を任せるようなプランは選択しづらい、という面も拭えません。

6)一般口座しかなく利益が確定した場合は確定申告が必要

マネラップ(MSV LIFE)は2017年2月日時点では「一般口座」でしか提供されていません。

利益に対して課税される税金を証券会社が源泉してくれて確定申告が不要な「特定口座」ではありません。

そのため、マネラップ(MSV LIFE)での資産運用で利益が確定した場合、確定申告が必要になります。

#厳密には、1年間(1月1日〜12月31日)の通算での損益がプラスの場合です。
#含み益の状態では関係ありません

なお、マネラップの投資対象はETFとされていますが、実際には「ETFを組み入れた投資信託」で運用されるため、当該の投資信託の売買または分配金が出ない限り、運用期間中に確定申告が必要な利益が発生することはないと予想しています。

7)積立は自動振替・定期引落機能がない

マネラップ(MSV LIFE)は「積立」を前提にしたサービスですが、残念らがら2017年3月現在、毎月積立のための「自動振替」や「定期引落」などの機能はありません。

そのため、マネックス証券の「証券総合取引口座」から「投資一任口座」へ毎月の積立金額を振替る必要があります。

方法は、
1)毎月、積立金額を都度、振替る
2)数ヶ月分をまとめて振替ておく
という2つの方法があります。

詳しくは「マネラップ(MSV LIFE)の毎月積立は都度入金?」をご覧ください。

#マネックス証券の証券総合取引口座から投資一任口座への自動振替機能をマネックス証券が開発を進めているそうです

マネラップ(MSV LIFE)のまとめ

MSV LIFEはサービス開始当初は、マネックス証券からのみ申込み可能で、マネックス証券の口座が必要になります。

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問のサイトでは「2016年9月時点でMSV LIFEの利用が可能な金融機関はマネックス証券株式会社のみですが、今後MSV LIFEを利用可能な金融機関を全国に増やしていく予定です。」と記載があり、他の金融機関(恐らく地銀?)への提供も視野にあるようです。

マネックス・セゾン・バンガード投資顧問は、マネックスグループ、セゾン、バンガードの3社合弁という点で今後の事業継続性には安心感があります。

ロボアドバイザーは基本的に資産を分散投資し、リスクを抑えながら資産形成を図る長期運用ですので、事業継続性は重要なポイントです。

関連記事:
マネラップ(MSV LIFE)の運用実績
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THEO(テオ) – ロボアドバイザー紹介
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