ロボアドバイザーの種類

 

注目を集める「ロボアドバイザー」と言われるサービスには、実は複数の種類があります。

人によっては「え?これがロボアド?!」と思われるサービスも「ロボアドバイザー」「ロボアド」というキーワードで露出されています。

そこで「ロボアドバイザーにはどんな種類があるのか?」をご紹介します。

ロボアドの種類

厳密には複数のパターン・組み合わせが存在しますが、大きくは以下の2種類に分けられます。

1)FinTechで注目のロボアドバイザー
・投資一任運用型
・投資対象はETF/投資信託

2)投信販売目的のロボアドバイザー
・アドバイス型
・投資対象は投資信託

ロボアドバイザーを分類する軸

2種類に分類してしまいましたが、ロボアドバイザーを分類するにも、細かくはいくつかの軸が存在します。

1)サービス形態 – 投資一任運用型?アドバイス型?
2)投資対象 – ETF?投資信託?
3)提供企業 – 大手企業?ベンチャー?

1)サービス形態 – 投資一任運用型?アドバイス型?

■投資一任運用型(ラップ)

多くの方は「ロボアドバイザー」「ロボ・アドバイザー」「ロボアド」と言うと
・いくつかの質問に答えると
・回答者に最適な投資方針(ポートフォリオや投資対象)を提示してくれて
・その投資方針に沿って自動的に運用(リバランス)してくれる
サービスをイメージされていないでしょうか?

いわゆるFinTech(フィンテック)の文脈で語られる「ロボ・アドバイザー」は、基本的にこのタイプです。

元々は富裕層向けに提供されてきた「ラップ」と言われる、個人個人の投資目的やリスク許容度に応じて資産を運用する「投資一任運用」サービスを、富裕層に限らず一般の個人投資家向けに提供する事を目的に登場したサービスとして紹介されることが多いようです。

当初決定した運用方針に則って自動で運用を続けてくれるのが特徴です。

この「投資一任運用型」のロボアドバイザーの多くは、資産残高に対して年1%程度の手数料が設定されています。

関連記事:
ロボアドバイザーの手数料比較
ロボアドバイザーの「リバランス」って何?

■アドバイス型

一方、提供企業が「ロボアドバイザー」「ロボ・アドバイザー」「ロボアド」と表現しながらも、上述の「投資一任運用型」ではなく「アドバイス型」のサービスも存在します。

「アドバイス型」のロボアドは、投資一任型と同様、複数の質問に回答すると投資方針を提示してくれますが、あくまでも「提示するだけ」で運用はしてくれません。

その名の通り、質問に答えると、回答者の投資目的やリスク許容度に応じて「その時点での」投資方針をアドバイスしてくれるだけです。

提示された投資方針の通りに投資信託等を購入しても、当然ながら、いわゆる「リバランス」等を行ってくれません。自分自信が責任を持って資産運用する必要があります。

その代わり「投資一任運用型」のような手数料はありません。
(投資信託の信託報酬は必要です)

2)投資対象 – ETF?投資信託?

「ロボアドバイザー」を分類する上で「投資対象」も大きな切り口です。

■ETF

先述の「投資一任運用型」のロボアドバイザーの多くは、投資対象としてETFを採用しています。

例えば、お金のデザインが提供するロボアド「THEO(テオ)」では、
・世界86カ国・地域
・62の通貨圏
・11,000銘柄以上
のETFが投資対象とされています。
*2016年7月25日現在
*主にNYSE(ニューヨーク証券取引所)、NASDAQに上場のETF

また、2017年2月にスタートしたエイト証券のロボアドバイザー「クロエ」は日本国内のETF(東証上場ETF)を投資対象にしています。

■投資信託

反対に先述の「アドバイス型」のロボアドバイザーの多くは、投資対象として投資信託を採用しています。

例えば、2016年7月25日現在でリスティング広告を積極的に出している三菱UFJ国際投信のロボアドバイザー「PORTSTAR(ポートスター)」は以下の通り、サイト内で記載があります。

「ポートスター」は、5つの質問に対する回答をもとに、リスク許容度に応じた5種類のモデルポートフォリオ(資産配分案)の中から、お客さまのリスク許容度診断結果に基づくモデルポートフォリオ(資産配分案)をご提示するとともに、eMAXISシリーズの5種類のバランスファンドの中から、お客さまのリスク許容度に合わせた特定の投資信託をご提示するものです。

ただし、楽天証券が提供するロボアドバイザー「楽ラップ」は「投資一任運用型」のロボアドですが、投資対象が投資信託限定です。
*2016年7月25日現在

具体的には、5つのアセットクラス
・国内株式
・海外株式
・国内債券
・外国債券
・REIT
に分類される計15本の投資信託が投資対象とされています。

#楽ラップの他にも大和証券の「ダイワファンドラップ オンライン」も投資一任運用型のロボアドバイザーですが投資対象は投資信託です。

3)提供企業 – 大手企業?ベンチャー?

ロボアドバイザーの中には、
・大手企業が提供するロボアド
・ベンチャー企業が提供するロボアド
があります。

大手企業の中では、みずほ銀行、三菱UFJ国際投信、野村證券、大和証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券等がロボアドバイザーを提供しています。

また、お金のデザイン、WealthNavi、FOLIOのような2010年代に設立された金融ベンチャー企業もロボアドバイザーを提供しています。これら企業は、まさにFinTech(フィンテック)領域のベンチャー企業として注目されています。

復習 – ロボアドの種類

冒頭でも述べましたが「ロボアドバイザー」サービスは、大きく分けて以下2つの種類が存在します。

1)FinTechで注目のロボアドバイザー
・投資一任運用型
・投資対象はETF/投資信託

2)投信販売目的のロボアドバイザー
・アドバイス型
・投資対象は投資信託

ロボアド選びの大前提

上述のロボアドの種類は、ロボアドバイザーを選ぶ際の大前提として必須の知識です。

自分が必要としている・望んでいるサービスに合致するかどうか、しっかり確認しましょう。

運用をロボットに任せたいと考えているのに、いくら質問に答えても系列会社の投資信託を何本か提示されるだけ、という事もあり得ます。

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